「鵜戸さん」と親しみを込めて呼ばれる宮崎県南で最も有名な神社。
太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの色鮮やかな御本殿がご鎮座する珍しいものです。
岬のまわりには奇岩、怪礁が連なり太平洋の荒波が打ち寄せて、美しい景勝地となっています。
また、男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれています。
ぜひ一度、運を占ってください。
オススメ・特徴
毎年三月には、「シャンシャン馬道中唄全国大会」が開催されます。
宮崎では大正の初め頃まで、結婚すると鵜戸神宮へお参りする風習がありました。
新婚夫婦は手甲脚絆にわらじ履きという旅姿で、七浦七峠を越えてお参りしました。
美しく飾った馬に花嫁を乗せ、花婿が手綱を引いくと、馬についた鈴が「シャンシャン」と鳴ったことから、今では『シャンシャン馬』の呼び名で伝承されています。
また、平成29年10月13日には一帯が「鵜戸」の名で国の名勝に指定されました。
鵜戸山八丁坂
鵜戸山の参拝路として吹毛井港から神宮の山門までの長さ約800メートル(八丁)の石段が続いています。
吹毛井側から上り438段、下り277段 計715段 尼僧が頭に磯石をかついで築いたと伝えられている。
鵜戸山の磨崖仏
鵜戸山仁王護国寺の別当隆岳が、明和元年(1764)と同二年に仏師延寿院に彫刻させたもの。
国指定名勝について
名勝「鵜戸」は鵜戸神宮の敷地を含む鵜戸崎一帯と隣接する海の一部などが対象です。
※国指定名勝とは?
●文化財保護法における名称の定義
庭園、橋梁、渓谷、海浜、山岳その他の名勝地でわが国にとって芸術上又は鑑賞上価値の高いもののうち重要なもの
●特別史跡名勝天然記念物および史跡名勝天然記念物指定基準における名勝の定義
わが国のすぐれた国土美として欠くことのできないものであって、その自然的なものにおいては、風致景観の優秀なもの、名所的あるいは学術的価値の高いもの、また人文的なものについては芸術的あるいは学術的価値の高いもの
アクセス
油津駅から 距離12キロメートル バスで30分 車で20分
※2024年5/27~28日にかけての大雨により鵜戸神宮観光駐車場が、がけ崩れの為、通行止めになっております。
ご不便をお掛け致しますが、ご協力くださいますようお願い致します。
なお、第一駐車場、第二駐車場は、ご利用いただけます。(大型車は、不可です。)