風のある日は、帆に風をいっぱい受けとめ大きく傾きながら力強く進み。
凪になったら、風が吹くまでゆったりと待つ。
チョロ船(地元ではチョロと呼ぶ)は、昭和の中頃まで沿岸漁業で使われていた木造帆船です。昭和の初期は50艘を超えるチョロ船が、早朝から一斉に出港し、午後には右に左に帆走しながら堀川へ帰って来たといいます。
チョロ船は主にシビ、マビキ、カジキマグロを揚げていましたが、時には200kgを越すマグロをつり上げることもあったようです。
残念ながら今では現役のチョロ船の姿を見ることは出来ませんが、地元有志により平成13年に2艘、平成21年に1艘、平成29年に4艘目のチョロ船が復元されました。
チョロ船を眺めていると、かつての漁師の掛け声や潮騒が聞こえてくるようです。
現在では、日南市で年2回程行われるイベント等で一般乗船を行っております。
チョロ船乗船の様子
0987-27-3315 (日南市観光・クルーズ振興課)