土蔵作りの蔵で古老の味を守る

明治25年（1892年）5月創業。
蔵は大堂津の国道から少し入った住宅地のなか、静かに佇んでいます。
創業以来の県内唯一の土蔵造りの醸造蔵と、麹室で麹蓋を使い、伝統的な甕仕込み・甕貯蔵で、気候、風土に生きた手造り・古老の味を頑固に守り続けています。

昔からの土蔵の中で造っていて、県内では「古澤醸造」だけとのこと。
土蔵は断熱材の役目をし、南国特有の熱く照りつける太陽の日差しをカットして蔵内の温度を一定に保ち、もろみの発酵・蒸留した焼酎の熟成など、様々によい影響を与えてくるそうです。

日南の気候風土と食・酒文化

代表で杜氏の古澤昌子さんいわく「日南で何故、このような焼酎が造られているのか？それを確かめに是非足を運んで欲しい」とのこと。
日南の気候風土とそれ故に育まれた独特の食文化。そしてその食にあう酒文化が生まれ継承されてきた理由を、日南の景色・空気とともに五感で味わって欲しいからです。